ヤマブキ、弟子をとる 11

更なるステージへ(2016年5月8日)

こんにちは、ヤマブキです。

今日でGWも完全に終わり、明日から元の日常に戻ります。
為替市場の方も、金曜日に雇用統計が終わってこれから5月の相場が始まろうかという時期ではないでしょうか。

5月と言えば、「Sell in May」というジンクスのある通り、よく下げる傾向にある月。ドル円の下落具合と日銀及び日本政府の反応に気を付けながらもアクティブに取引したいと考えています。

さて、今日は弟子のT君と会ってきました。
彼にもGW中はトレードするなと言っていたので、どこかに遊びに出かけたのかと思いきや、ずっと自宅で検証していたそうです。

「1週間の検証で何か分かったことあった?」

と私が聞くとと、おもむろにA4の紙が入ったクリアファイルを取り出して見せてくれました。

その中には、検証中に分かったことや、そこから生じた更なる疑問、その疑問の解決方法、トレードにおける自分の弱点、なりたいトレーダー像、今後の目標、彼が得意とするチャートや逆に苦手とするチャート画像などがまとめてありました。

相当時間をかけて相場と自分を見つめ直したからこそ纏められる内容で私も驚きました。
改めて彼の真面目さとトレードに対する熱い情熱を感じました。

「自分の中から生じた疑問を、自分で解決する方法が分かりました。
それから、トレードって面白いですね!」

自信にあふれている顔が印象的でした。
トレードが面白い、というのは、トレード戦略を練る⇒疑問を解決する⇒次の疑問が生じる⇒・・・というプロセスを楽しんでいる、という意味だと思います。

もうここまでくれば、私のお役目も終わりかなと感じました。
もう少し付き合うつもりですが、彼が羽ばたいていく日もそう遠くはないでしょう。

調子に乗ると痛い目を見る(2016年5月21日)

こんにちは、ヤマブキです。

今日は2週間に1回指導している弟子のT君と会ってきました。

今週の成績は-20pips程。
「先週の成績が良くて連勝続きで、調子に乗っていたら今週に入ってペースを崩してしまった」と反省していました。

トレードは難しいもので、勝ちが続くとトレーダー本人が傲慢になりがちです。
謙虚なトレーダーでさえ、勝ちが続くと考えが変わり、勝って当然だと勘違いします。
連勝が続くというのはそれだけ危険なのです。

コイントスしてたまたま4回連続で当てただけで「一生当て続けられる」と勘違いするのと同じで、トレードの連勝もたまたまに過ぎないのですから。

それにも関わらず自分は凄いと思い始めたところから、精神のほころびが始まります。
自分が調子に乗っていたと気づくのは、不調になってからです。

「トレードの調子が良くても、自分自身は調子に乗らないようにするにはどうしたらいいですか?」

という質問を受けました。
私がアドバイスできることと言えば、「そうならない様に気をつけろ」
ということくらいです。

こういうのは性格的なものもあるのですが、同じ失敗を繰り返して、やっと出来るようになることの一つでもあります。

損切りとかと同じようなモノですね。
頭で分かっていても、何度も間違わないと実践できないことなのです。

直接目には見えませんが、これも一つのトレードのテクニックなのかもしれないですね。

経験の結果、行き着く結論(2016年6月5日)

こんばんは、ヤマブキです。

今日は弟子のT君と会ってきました。
先週の彼の成績は約80pips。
ポン円の高いボラティリティのおかげで自己最高の成績だったと喜んでいました。

トレードしたチャートを見ても、切るところでは早く切れて、伸ばせるところは伸ばせて・・・と上々な取引でした。
手法が染みついてきているのが分かります。

「結構腕も上がってきてるなぁ」と私が言うと、彼は私にこんな質問をしました。

「ブレイクを狙う方法はありませんか?」

私の手法は、押し目や戻りを狙います。
条件が合えばブレイクするまでホールドすることもありますが、ブレイク前に手仕舞うこともあるために、決済し終わってからブレイクする様を見続けることもります。

チャートは5月31日の私の取引で、黒矢印がエントリーポイント、
✔がエグジットポイントです。

エグジット後もスルスルと下落を続け、前回安値のラインもブレイクしました。
この時に、前のトレードで利食わずにホールドもしくはブレイクを狙ってショートしていればよかったと誰もが思うでしょう。

実は彼も同じところでエントリー&エグジットをしており、赤い矢印の部分で上手くショートを仕掛ける方法はないか?と私に聞いてきたのです。

私の答えは「分からない」です。

かつては私もT君と同じくブレイクを上手に取っていこうと考えたことがあります。
しかし、ダマシの多さやどこまで伸びるか分からない、いつ反発してくるか分からないという不安感が強くて諦めた経験があります。だからブレイクは狙いません。

少し勝てるようになると、「もっともっと」という欲が出てきます。
自分が取れないところを取りたいという気持ちが芽生えます。

しかしながら、残念なことにそれが多くの場合でトレード結果を悪化させる原因にもなります。

「トレードで勝つ」というのは精神、手法、資金管理が絶妙なバランスで成り立たないと不可能なのに、新たな手法を入れると、せっかくできたバランスが崩れてしまって勝つことすら出来なくなる、かもしれないからです。

色々な経験をして、私は今の手法のみでトレードすることにしています。
しかし経験の浅いT君は色々な手法を求めます。

私は彼の質問への回答にこう付け加えました。
「もしやってみたいんだったら自分で検証してやってみたら?」

経験しないと分からないことがあります。
経験した結果、私とは違う結論に至るかもしれません。

最初は彼に「ああしろ、こうしろ」と口うるさく言ってきました。
最近は彼も分かってきましたので、少し自由にさせてみようと思います。

トレードは自分の哲学を磨く場でもあるのですから。

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